深夜や調理の合間で手元に重曹のストックがない場合、土鍋焦げ重曹なしの状況でも身近なキッチンアイテムで代用が可能です。その代表格が土鍋焦げ落とし卵の殻を用いた方法です。
生卵やゆで卵の殻を細かく砕き、少量の水とともに土鍋に入れます。丸めたアルミホイルや柔らかいスポンジで殻を押し当てながら円を描くように擦ると、殻に含まれる炭酸カルシウムの微細な粒子が天然の研磨剤となり、釉薬を傷つけることなく軽度の焦げを削り落としてくれます。
また、もう一つの見落としがちなトラブルが土鍋外側の焦げ落としです。土鍋の外底は釉薬が塗られておらず、多孔質の素地がむき出しになっています。吹きこぼれやガスコンロの五徳に付着した油分が焼き付いて黒ずんだ場合、内側と同じように水に浸けて煮沸するのは危険です。底面が水分を吸った状態で火にかけると、急激な水蒸気爆発によって底が割れる原因になります。
外側の焦げを落とす際は、少量の水で練った重曹ペーストを焦げ部分にのみ塗り、ラップを貼って約30分放置した後、メラミンスポンジや歯ブラシで軽く擦り落とします。作業後は水滴を完全に拭き取り、底面を上にして風通しの良い日陰で最低24時間以上しっかり乾燥させてください。