圧倒的な人気を誇るアディクシーカラーですが、万能の魔法ではありません。期待外れの仕上がりを避けるためには、メリットだけでなくデメリットや制約を正確に理解しておく必要があります。
知っておくべきデメリットとリスク
- 意図したよりも暗く仕上がる場合がある:青み染料の純度と濃度が非常に高いため、同じ「8トーン」で染めても、通常のカラー剤より視覚的に1〜2トーン暗く沈んで見える現象(沈降現象)が起こりやすいです。
- 暖色系カラーへの路線変更が困難になる:濃密な寒色染料が髪の内部に深く残留するため、次回すぐにピンクやオレンジなどの暖色系にチェンジしたい場合、色素が邪魔をして綺麗に発色しないリスクがあります。
- ダメージがゼロになるわけではない:ブリーチなしで透明感を出すため、髪を明るくリフトするアルカリ剤の力は相応に使用されています。「ノンダメージカラー」ではないため、適切なサロントリートメントやホームケアが不可欠です。
ネット上の情報で散見される「黒髪から1回のアディクシーで完全なホワイトシルバーになる」といった言説は誤解です。ブリーチなしで表現できるのは、あくまで「日本人特有の赤みを極限まで削った深みのある透け感」であり、白銀やペールトーンを求める場合はブリーチが必須となります。