「買って数日しか経っていないのに、袋の中でドロドロに溶けてしまった」という失敗はなぜ起きるのでしょうか。食品保存の科学的見地から分析すると、万能ねぎの劣化を引き起こす主因は「過剰な湿気(結露)」と「呼吸熱」の2点に集約されます。
出荷時のポリ袋に入れたまま冷蔵庫へ入れると、葉から蒸散した水分が袋の内側に溜まり、その水分が細胞壁を侵食して腐敗を加速させます。長持ちさせる決定打は、購入直後の「乾拭きと紙巻き」にあります。
刻んで冷凍する際の致命的な失敗は「水洗いしたあとの水切り不足」です。ザルにあげるだけでなく、キッチンペーパーを敷いたバットに広げて表面の水分を完全に蒸発させることが必須条件となります。タッパーの底に四つ折りにしたキッチンペーパーを敷いて刻みねぎを入れ、冷凍庫に入れてから約45分後に一度取り出して容器全体をシャッフルすると、氷のブロックにならずスプーンですくえる「パラパラ冷凍ねぎ」が手に入ります。