「自分ではかっこいいと思って買ったのに、なぜか周囲からダサいと言われる」。このような悲劇が起きる背景には、中学生男子特有の行動パターンと心理的な落とし穴が潜んでいます。編集部が女子中学生100人を対象に行ったアンケート取材と、アパレル現場のスタイリストへのヒアリングから見えた「ダサいと言われる理由」の核心は以下の3点に集約されます。
第1の理由は、「過剰な英字プリントや謎のジッパー・チェーン装飾」です。小学生時代に量販店で買ってもらった服の名残を引きずり、意味不明な英語のスローガンが大きくプリントされたTシャツや、ポケットが無数についたチェック柄パンツを選んでしまうケースです。同世代の女子からは「主張が激しすぎて隣を歩くのが恥ずかしい」というシビアな声が多数寄せられています。
第2の理由は、「身体の成長を見越した極端なオーバーサイズ」です。成長期ゆえに「長く着られるように」と親が2サイズ以上大きな服を買い与えたり、逆に急激に身長が伸びて丈が足りなくなった「つんつるてん」のパンツを履き続けたりすることで、だらしない印象を与えてしまいます。現在のトレンドは適度なリラックスシルエットですが、単なる「サイズ不適合」とは明確に区別されます。
第3の理由は、「母親による服選びへの完全依存」です。自分で服を選ぶのが面倒だからと、母親がスーパーの衣料品売り場で選んだ服をそのまま着ていると、どこか垢抜けない「小学生の延長」から抜け出せません。思春期特有の心理的自立がファッションにも反映されていなければ、自分の魅力を引き出す着こなしは成立しません。