鬼滅の刃「麗さん」のその後と結末|無惨の妻と娘に下された衝撃の運命

鬼滅の刃「麗さん」のその後と結末|無惨の妻と娘に下された衝撃の運命

鬼滅の刃「麗さん」のその後と結末|無惨の妻と娘に下された衝撃の運命にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

物語の序盤、浅草の街で炭治郎が嗅ぎつけた強烈な鬼の匂い。家族を惨殺した仇敵を追い詰めたはずの炭治郎が目にしたのは、人間の家庭を築き、良き夫・父親として微笑む鬼舞辻無惨の姿でした。この時、妻として登場したのが麗さんです。

彼女は無惨の正体を露ほども疑わず、炭治郎の剣幕に怯えながらも「どうかなさったの?」と夫を気遣うなど、心から月彦に愛情を寄せていました。抱きかかえられていた幼い娘もまた、月彦に懐いている様子が克明に描かれています。

しかし、この平和に見える家族関係は、無惨が千年以上にわたって張り巡らせてきた保身と欺瞞の産物に過ぎませんでした。公式ファンブック『鬼殺隊見聞録』によると、麗さんはもともと東京の裕福な名家出身の資産家であり、前夫を亡くした未亡人でした。連れていた愛娘も前夫との間に生まれた子どもであり、無惨の血筋ではありません。

無惨が「月彦」という偽名を使って彼女に近づいた目的は極めて合理的かつ狡猾でした。日光を克服するための鍵である「青い彼岸花」を探し出すための資金力、そして大正という近代化が進む帝都で、警察や社会の追及を逃れるための完璧な隠れ蓑(社会的地位と身元)を手に入れるためです。麗さんは、財産と名声を持ちながら心の隙間を抱えていたところを、完璧な紳士を装う無惨に付け入れられてしまった悲劇の女性でした。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。