取り寄せサービスを利用するにあたって、図書館関係者が最も忌避するのが「連絡なしの予約放置」です。本が届くと、図書館からはメールや自動音声電話、あるいは手動での通知が行われ、一定の「取置期間(通常7〜10日間)」が設定されます。
この取置期間を過ぎても受取に来ない場合、本は元の所蔵館へ送り返されるか、次の予約者へと回されます。しかし、その間、その本を読みたがっていた他の市民の予約待ち順位は停滞し、書架に並ぶこともなく専用の棚に死蔵され続けることになります。
全国の自治体では近年、悪質な予約放置への対策として予約本放置 ペナルティを導入する動きが広がっています。具体的には以下のような運用例が増加傾向にあります。
- 連続放置によるWEB予約権限の一時停止(例:未受取キャンセルが通算3回に達した翌日から3ヶ月間、新規予約を禁止)
- 同時予約可能冊数の引き下げ措置(上限10冊から3冊へ制限)
- 相互貸借サービスの利用資格剥奪(窓口受付のみに限定)
急な体調不良や多忙によって受取が困難になった場合は、決して放置せず、図書館予約 キャンセルのマナーを実践することが大切です。受取指定日前であれば、利用者のマイページ(WebOPAC)からボタン一つで予約を取り消すことが可能です。すでに「取置中」のステータスになっている場合でも、電話一本入れて「都合が悪くなったためキャンセルしたい」と伝えるだけで、図書館側は即座に後続の利用者へ本を届けることができます。