一方で、手軽さゆえの落とし穴もある。整形外科医の鈴木健二氏は、「1ヶ月で結果を出しようと焦るあまり、膝や腰を痛める初心者が後を絶たない」と指摘する。特に、着地する際につま先から突っ込んだり、膝が内側に入り込む「ニーイン」の状態は、関節に深刻なダメージを与える。
正しいフォームは、背筋を伸ばし、足裏全体でしっかりと踏み台を踏みしめること。そして、下りる際もドスンと落ちるのではなく、筋肉で衝撃を吸収するように静かに着地する。高さは最初は10〜15センチから始め、慣れてから高くするのが鉄則だ。身体の声を無視した無理な継続は、結果としてリバウンドや運動中断を招く。