生駒山の夜景を巡っては、インターネットやナビアプリの普及に伴う重大な誤認やトラブルが顕在化しています。その最たるものが、国道308号「暗峠(くらがりとうげ)」ルートに関する誤解です。
ナビゲーションアプリで「ぼくらの広場」や生駒山頂方面を目的地に設定すると、最短距離として酷道として名高い暗峠を案内されるケースが多発しています。しかし、このルートは最大傾斜約37%という壁のような激坂、車1台がやっと通れる狭小な道幅、深い側溝が連続する危険地帯です。地域を管轄する警察関係部局やJAFの出動データでも、「暗峠ルートでの立ち往生および脱輪事故」は後を絶ちません。夜間に脱輪やスタックを起こすとレッカー車の進入すら困難であり、せっかくのドライブデートが一転して深刻な事故に直結します。
さらに見落とされがちなのが、信貴生駒スカイラインにおける「二輪車全面通行禁止」の規制です。原付から大型自動二輪に至るまで、全線にわたってバイクの通行は終日禁止されています。これは過去の暴走行為や重大事故抑止のための道路交通法に基づく厳格な規制であり、ゲートで進入を拒否されるライダーが今なお散見されます。
また、府民の森なるかわ園地周辺では、自然環境保全や歩道補修に伴う工事による通行規制が時期によって実施されています。安全を確保するためには、スカイライン上の「なるかわ駐車場」などの正規パーキングに車を停め、暗峠を迂回するルートを事前に確認しておくことが鉄則です。