ショートヘアにした女の子が「男の子に間違えられてしまった」とショックを受ける最大の要因は、シルエットの直線化と襟足の刈り上げすぎにあります。男の子のショートは直線的なラインやシャープな襟足がベースになりますが、女の子のショートでは「曲線」をどこに残すかが決定的な差を生み出します。
キッズのショートがボーイッシュにならないために死守すべき第1の鉄則は、後頭部の一番高い位置(ウェイトポイント)を低めに設定した丸みフォルムを作ることです。横から見たときにふんわりとした半円を描くマッシュベースやひし形シルエットに仕上げることで、どの角度から見ても柔らかく可憐な印象を保てます。
第2の鉄則は、サイドの髪を耳たぶの下あたりまで残すことです。サイドの長さをある程度キープしておけば、耳にサッと掛けたときに顔周りに自然なニュアンスが生まれ、グッと華やかさが増します。第3に、襟足を首筋に沿うように優しくなじませ、毛先をパツンと切り揃えないグラデーションカットを施すこと。この3点を守るだけで、短く切り込んでも女の子らしさが失われることはありません。