「ニンジャナンデ」というフレーズの生みの親は、アメリカの作家コンビ(ブラッドリー・ボンドおよびフィリップ・ニンジャ・モーゼズ)によるサイバーパンク・ニンジャ活劇小説『ニンジャスレイヤー(NINJA SLAYER)』です。日本では2010年、翻訳チーム「ダイハードテイルズ」がTwitter(現X)上で突如リアルタイム連載を開始したことでカルト的な人気を獲得しました。
物語の舞台は、ネオサイタマと呼ばれる近未来の退廃都市。この世界において「ニンジャ」とは、歴史の影で世界を支配し、超常のカラテと冷酷無比な暴力で人間を蹂躙する半神的存在です。一般市民(モータル)にとって、都市伝説と信じられていたニンジャの襲撃に巻き込まれることは、絶対的な死と狂気を意味します。
この極限状態に直面した一般市民が発する定番の悲鳴こそが、「アイエエエ!? ニンジャ!? ニンジャナンデ!?」です。パニックに陥った人間の「なぜニンジャがここにいるのか」「なぜ自分が襲われなければならないのか」という困惑と恐怖が極度に圧縮され、カタカナ混じりの歪な言語表現として表出しています。