ケンとメリーの木が位置するエリアは、起伏に富んだ丘陵地帯に多種多様な農作物が植え分けられ、布を継ぎ合わせたように見えることから美瑛町パッチワークの路と呼ばれています。四季折々の色彩が変化するこのドライブルートには、CMやタバコのパッケージに採用された著名な木々が点在しています。
ケンとメリーの木から車でわずか数分の距離には、1976年にタバコのパッケージを飾った「セブンスターの木」(カシワの木)が堂々たる枝ぶりを見せています。天に向かってすらりと伸びる直線的なポプラに対し、大地に根を張るドーム状のカシワは対照的な造形美を誇り、観光ルートのハイライトとして双璧をなしてきました。
初夏の爽やかな緑、秋の収穫期に見せる黄金色の小麦畑、そして冬の静寂に包まれた純白の雪原。季節の移ろいとともに表情を変えるパッチワークの路のなかで、ケンとメリーの木は今もなお風景を引き締める孤高の主役として君臨しています。