問題が表面化したのは、ある配信中の何気ない一言だった。切り抜き動画がSNSで拡散され、アルゴリズムの波に乗って一気に拡散。かつてならコミュニティ内での「ネタ」として処理されていた発言が、文脈を剥ぎ取られた状態で一般層の目に触れることとなった。
2026年現在、SNSの拡散スピードは数年前の比ではない。AIによる自動生成コンテンツやトレンド検知システムが、人々の「怒り」の感情を瞬時に検知し、おすすめ欄を埋め尽くす。悪意なき失言であっても、ひとたびシステムに捕捉されれば、弁明の余地すら与えられないまま「悪人」に仕立て上げられてしまうのが現代の恐ろしさだ。