「ディズニーストア 二子玉川ライズ店」が営業を終えたのは、2021年2月23日(火・祝)のことでした。同店は2011年3月19日、二子玉川ライズ・ショッピングセンターのグランドオープンと同時に開業。およそ10年間にわたり、世田谷エリアにおけるディズニーカルチャーの重要拠点として親しまれてきました。
突然の営業終了に際しては、ネット上でも「なぜ人気店が撤退するのか」と驚きの声が広がりました。この決定の背景には、単なる一商業施設内の採算問題にとどまらない、ディズニー本体のグローバルなリテール構造改革が深く関係しています。
当時、ウォルト・ディズニー・カンパニーは北米を中心に世界規模で実店舗の統廃合を推進し、公式オンラインストア(現・ディズニーストア.jp)への投資を大幅に加速させていました。日本国内においても、定期建物賃貸借契約の満了(およそ10年の節目)を迎えたモール型店舗の更新を見送り、体験価値を極大化させた都市型大型旗艦店(ディズニーフラッグシップ東京など)とECプラットフォームへリソースを再配分する方針を打ち出していたのです。