ラベルに記載された表記の意味を知ることで、購入時の失敗を未然に防ぐことができます。スパークリングワインは、仕上げの段階で「ドサージュ(糖分を含んだリキュールの添加)」を行い、甘辛の度合いを調整します。
辛口甘口の表記基準として、世界共通で最も広く流通しているのが「Brut(ブリュット=辛口)」です。残糖度が1リットルあたり12g未満に抑えられており、キレのある爽快な味わいで料理全般に合わせやすいのが特徴です。さらに糖分を添加しない極辛口は「Brut Nature(ブリュット・ナチュール)」や「Zero Dosage(ゼロ・ドサージュ)」と表記されます。
逆にデザートやフルーツに合わせたい場合は、中甘口を意味する「Demi-Sec(ドゥミ・セック)」や甘口の「Doux(ドゥ)」を選択するのが基本です。イタリアワインの場合は辛口を「Secco(セッコ)」、甘口を「Dolce(ドルチェ)」と表記します。
また、炭酸ガスの強さも飲み心地を大きく左右します。シャンパンやカヴァは5気圧前後としっかりとした圧力を持ち、グラスに注いだ後も美しい泡の柱が長く立ち上り続けます。一方、微発泡ワイン(フランスのペティアン、イタリアのフリッツァンテ)は1〜2.5気圧程度に抑えられており、炭酸の刺激が苦手な人でも心地よく楽しめます。アルコール度数の違いに関しては、多くの辛口銘柄が11.5〜12.5%程度であるのに対し、甘口微発泡タイプには5〜7%前後の低アルコール銘柄も多く見られます。