ネット上でも常に話題となるのが、「鳥取のかに吉はなぜこれほどまでに予約が取れないのか」という疑問です。松葉ガニの漁期である11月上旬から翌年3月下旬までの約5ヶ月間しか本公演とも言える松葉ガニコースを提供しないため、営業期間そのものが限られている点が大きな要因となっています。
さらに席数の少なさも拍車をかけています。山田氏が自ら全テーブルの焼き加減や鍋の火入れをコントロールし、最良の状態で提供するため、1日に受け入れる組数は昼夜合わせてわずか数組。この極めて限られた席を巡り、翌年の予約をその場で入れて帰る熱狂的なリピーターが席の大半を押さえてしまいます。
「一度あの味を知ってしまうと、冬が来るたびに鳥取へ行かずにはいられなくなる」と常連客が語る通り、リピート率の驚異的な高さが新規の参入障壁となっています。世界的アワードでの評価によってインバウンドの富裕層需要も集中しており、席の奪い合いは年を追うごとに熾烈さを極めています。