片目だけに起きる目の奥の痛みの中には、一刻を争う救急疾患が含まれます。特に注意したいのが、脳血管障害や急激な眼圧上昇による病態です。
突発的に「バットで殴られたような激痛」が起きた場合、あるいはこれまでに経験したことのない激しい痛みが目の奥から後頭部にかけて広がる場合、くも膜下出血の前兆や動脈瘤の破裂が疑われます。脳動脈瘤が視神経の近くで膨らんでいると、破裂前に片側の目の奥へ鋭い痛みが走ることがあるため軽視できません。
また、目の奥の激痛に加えて「激しい吐き気」「手足のしびれ」「ろれつが回らない」「意識がもうろうとする」といった症状が重なる場合は、迷わず救急車を要請(119番)してください。自己判断で市販の鎮痛薬を飲んで様子を見るのは非常に危険です。