Nワゴンが軽自動車ではないと誤解される最大の要因は、街で見かける「白いナンバープレートを付けたNワゴン」の存在です。軽自動車といえば黄色いナンバープレートが法律上の原則ですが、国土交通省の特別仕様・図柄入りナンバープレート交付制度を利用することで、軽自動車であっても白を基調としたナンバーを装着できます。
過去には2019年ラグビーワールドカップ特別仕様や2020年東京オリンピック・パラリンピック記念ナンバープレートがあり、これらは右上に小さなエンブレムが入るのみで、ほぼ全面が白地でした。当時、愛車の外観を引き締めたいユーザーの間で爆発的な人気を博しました。現在交付されている全国版図柄入りナンバープレートや地方版図柄入りご当地ナンバーにおいても、寄付金なしを選択することで「モノトーンの白基調プレート(外枠にわずかな黄色い縁取り)」が装着可能となっています。
「遠目から見ると完全に普通車と同じ白ナンバーに見えるため、車に詳しくない知人から『普通車買ったの?』と真顔で聞かれた」と語るオーナーの手記はSNS上でも散見されます。この視覚的な錯覚が、ネット検索で「Nワゴン 軽じゃない」というワードが定着する大きな引き金となりました。
さらに、スズキがハスラーの普通車版として「クロスビー」を、ワゴンRの派生から「ソリオ」を生み出した成功例から、「ホンダもN-BOXやN-WGNの骨格を使った1.0L普通車仕様を水面下で開発しているのではないか」という自動車雑誌のスクープ報道やユーザーの願望混じりの噂が定期的に再燃することも、誤解を後押ししています。