気象庁が発表する公式の天気予報において、「のち」という接続語は「予報期間の前半と後半で天気が明確に変わる場合」にのみ使用されます。例えば「晴れのち雨」や「曇りのち晴れ」といった表現がこれに該当します。そのため、朝から晩まで天候に変化がない日は単に「晴れ」と表現されるのが気象業務法上の厳格なルールであり、公的な予報で「晴れのち晴れ」とアナウンスされることはありません。
それにもかかわらず、この言葉が人々の心に強く残り続けている理由は、「良い状態がさらに一段と良くなる」「困難を乗り越えた先にもずっと光が差し続ける」という情緒的なニュアンスを含んでいるからです。気象用語のパロディから生まれたとも言われるこのフレーズは、言葉の重複によって強調された圧倒的なポジティブ感と多幸感を伝える表現として、独自の地位を確立しました。