Q1:無臭なのに服が黄色くなる場合、放置しても大丈夫ですか?
A1:健康上の害はありませんが、衣類にとっては放置が大敵です。皮脂の酸化が進むと過酸化脂質が繊維を徐々に劣化させ、黄ばみから茶色いシミへと変色して家庭洗濯では落ちなくなります。また、酸化した油脂が雑菌の温床となり、後から生乾き臭の原因になることがあります。黄ばみに気づいたら、できるだけ早い段階で温水と酸素系漂白剤によるリセット洗いを施すことを推奨します。
Q2:制汗剤を塗るのをやめれば黄ばみは出なくなりますか?
A2:制汗剤のアルミニウム塩化合物に起因する黄ばみや生地の硬化は大幅に軽減されます。ただし、制汗剤を中止しても皮脂分泌そのものが止まるわけではないため、皮脂の酸化による淡い黄ばみは完全にゼロにはなりません。対策としては、制汗剤を塗布した後にしっかりと乾燥させてから着替えることや、アルミニウムフリー(ミョウバン主成分や銀イオン系など)の製品に切り替えること、脇汗インナーを活用して皮脂が直接アウターに触れないようにすることが効果的です。
Q3:クリーニング店に出せば、家庭で落ちない古い黄ばみも取れますか?
A3:一般的な「ドライクリーニング」だけでは落ちないケースが多い点に注意が必要です。ドライクリーニングは油性汚れを落とすのが得意ですが、水溶性の汗成分や漂白を要する色素成分の除去には限界があります。店舗に出す際は、オプションメニューにある「ウェットクリーニング(水洗い指定)」や「特殊しみ抜き・復元加工」を指名して依頼してください。酸化して樹脂化したガンコなシミも、プロ用の還元漂白剤や温水処理で元の白さに戻せる可能性が十分にあります。