近年の劇場グッズ売り場において、なぜこれほどまでに激しい争奪戦が起きているのでしょうか。その背景には、3DCGで新境地を開いた『しん次元!クレヨンしんちゃん』のグッズや、興行収入記録を塗り替えた『オラたちの恐竜日記』の映画グッズ詳細に見られるターゲット層の拡張があります。
かつてはファミリー層中心だったグッズ展開が、近年はZ世代や往年のファン層に向けたストリート感のあるTシャツ、キャップ、精巧なフィギュアへとシフトしました。恐竜コスチュームをまとったしんのすけやシロの愛らしいぬいぐるみバッジ、劇中名シーンを切り取ったジオラマアクリルスタンドなどはSNSで爆発的な拡散を記録。結果としてファミリー層と大人コレクターの需要が完全に重なり、映画公開から数日で主要アイテムが売り切れるという現象が定着しています。