モデルとして絶大な人気を誇っていた90年代半ば、彼女は表現の場を演技の世界へと広げていく。1995年のドラマ出演を機に本格的な女優活動をスタートさせると、1997年の映画『ひみつの花園』では第21回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。モデル出身という肩書を良い意味で裏切る、圧倒的なリアリティと繊細な演技力で映画界・ドラマ界を驚かせた。
モデル時代に培われた「空間における存在感」や「服や役柄の背景を瞬時に捉える感性」は、カメラの前で静かに研ぎ澄まされた。モデルから女優への転身といえば当時は珍しいことではなかったが、双方の領域でここまで高い評価を獲得し、長年にわたり第一線で活躍し続ける例は極めて稀だ。