つから始まる国は世界に1つ?ツバルの実態としりとり必勝戦略

つから始まる国は世界に1つ?ツバルの実態としりとり必勝戦略

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世界で唯一「つ」から始まる国であるツバルは、南太平洋のエリス諸島に位置するオセアニアの島国です。9つの環礁島から構成され、総国土面積はわずか約26平方キロメートル(東京都品川区や北区とほぼ同等の広さ)しかありません。これはバチカン市国、モナコ公国、ナウル共和国に次いで、世界で4番目に面積が小さい国です。

ツバルの首都は環礁の中心地であるフナフティ。同国の人口は約1万1,200人(世界銀行発表データ等)であり、のどかなポリネシア文化が息づく美しい島ですが、国際社会では「地球温暖化によって最初に海に沈む国」として頻繁に報道されています。

ツバルの平均海抜はわずか約1〜2メートル、国内の最高地点でも海抜4.6メートルしかありません。キングタイド(大潮)の時期になると、海水が地下のサンゴ礁の隙間から噴き出し、滑走路や民家の床下が冠水する被害が日常化しています。気候変動枠組条約締約国会議(COP)において、当時のツバル外相が水深に浸かりながら演説を行った姿は世界中に大きな衝撃を与えました。

国家存亡の危機に対し、ツバル政府は国連や近隣諸国と連携しながら、物理的な国土が水没した場合でも主権や文化を維持できるよう、世界初の「デジタル国家(メタバース上への国家機能移転)」の構築を推進しています。また、インターネットの国別トップレベルドメイン「.tv」の権利を海外企業に売却・ライセンス供与することで、国家予算の相当割合を確保したというユニークな経済史も持ち合わせています。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。