グループを離れてからの長瀬智也の動きは、潔いほどにストイックだった。芸能界の既成概念にとらわれることなく、己が信じる表現だけを追求する姿勢。旧事務所であるSTARTO ENTERTAINMENTを離れた後、彼が選んだのは、泥臭くもリアルな音楽の世界だった。
ネオ・ルード系ロックバンド「Kode Talkers」のヴォーカル&ギターとしてステージに立つ彼の姿に、お飾りのスターの面影はない。ライブハウスの熱気の中、汗を飛び散らせながら泥臭いサウンドを鳴らす姿は、まさに一人の純粋なミュージシャンそのものだ。SNSや口コミを通じて広がったその熱狂は、彼が単なるノスタルジーに縋っていないことの証明でもある。