映像から得られる視覚情報に、客観的な観測数値を組み合わせることで、海況予測の精度は飛躍的に跳ね上がります。特に東シナ海は外海に面しているため、遠洋で発生した低気圧の恩恵を受ける一方で、気圧配置の変化による局地風の影響をダイレクトに受けやすい特徴を持ちます。
まず注視すべきは江口浜サーフィンうねり周期です。周期が5秒前後の短い波は、局地的な風によって生じる「風波」であり、パワーが弱くチョッピー(ざわついた海面)になりがちです。これが8秒から10秒以上のロングピリオドになると、海底の起伏にしっかりとヒットして美しいAフレームの波を形成します。
次に不可欠なのが江口浜潮位タイドグラフの確認です。江口浜海浜公園周辺は遠浅の砂浜が広がるため、大潮の干潮時にはリーフや浅瀬が露出し、逆に満潮時には波が岸壁に跳ね返るバックウォッシュが発生しやすくなります。そして江口浜風向風速リアルタイムの数値において、東から南東の風(オフショア)が吹いていれば海面がグラッシーに保たれ、波のフェイスが長く持ちこたえます。