新年の挨拶メールにおいて、文面以上に評価を分けるのが「送信タイミング」です。適切な時期を逸してしまうと、どれほど丁寧な文章であっても「段取りが悪い」「ビジネスマナーに疎い」という印象を与えかねません。
仕事始め当日〜松の内(1月7日)が鉄則
ビジネスにおける新年の挨拶メールを送る時期は、自社および相手企業の「仕事始めの当日」から「松の内(まつのうち)」が明けるまでが基本ルールです。
「松の内」とは正月の門松を飾っておく期間を指し、地域によって定義が異なります。
- 関東地方・東日本:1月7日まで
- 関西地方・西日本:1月15日まで
全国展開している企業や相手の所在地が定かでない場合は、安全策として全国標準化の傾向が強い「1月7日中」までに送信を完了させるのが確実です。連休明け初日は各社ともに受信トレイが未読メールで溢れかえるため、午前中の早い段階(業務開始直後〜11時頃)に届くよう手配することで、相手の目に留まりやすくなります。
松の内を過ぎてしまった場合のリカバリー策
出張や休暇の都合、あるいは予期せぬトラブルによって1月7日を過ぎてしまった場合、「新年のご挨拶」としてメールを送るのは避けるべきです。松の内を過ぎてからは、通常の業務連絡の冒頭に「寒中見舞い」の趣旨を添える形へシフトさせます。
例えば、「寒中お見舞い申し上げます。松の内が明け、寒さも一段と厳しくなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか」といった前置きを置き、遅れたことへの過度な言い訳を排して本題へ入るのが、スマートな大人のマナーです。