「前髪を切りすぎた」と感じた瞬間、多くの人がやってしまいがちなのが、長さを揃えようとしてさらにハサミを入れてしまう二次災害です。美容師歴20年以上のベテランスタイリストらの現場証言によると、セルフカット失敗の約8割は「修正しようとしての切り足し」によって深刻化しています。ハサミを置き、まずは手持ちのスタイリングツールを活用することが鉄則です。
短くなって浮いてしまった前髪には、前髪切りすぎたアイロンセット法が極めて有効です。ストレートアイロンの温度を140〜160℃の低めに設定し、根元を軽く水で濡らしてからドライヤーの温風と冷風を交互に当てて生えぐせをリセットします。その後、毛先だけをごくわずかに横へ流すようにアイロンを通すことで、正面から見たときの「短さの主張」を緩和できます。
また、毛量が重くぱっつんになってしまった場合は、表面の毛束をすくい取ってサイドの長い髪と馴染ませるシースルーバング失敗修正テクニックが役立ちます。内側の短い毛束に極少量のバームやオイルを馴染ませて束感を作り、隙間を作るだけで、意図した抜け感シースルーバングへと見せかけることが可能です。