整形外科医が特に懸念を示すのが、スポーツ選手だけでなく一般の歩行者にも多発している中足骨疲労骨折だ。一回の大外傷ではなく、長時間の歩行や不適切な靴による微小な負荷が蓄積して骨に亀裂が入る現象である。レントゲン初期像では確認できない場合も多く、超音波やMRI検査で初めて判明することも多い。
さらに注意すべきはリスフラン関節症である。足のアーチを支える重要な関節部分に過度な負担や変形が生じるこの疾患は、歩行時の蹴り出しで強い痛みを引き起こす。日本整形外科学会の診療ガイドラインにおいても、早期の適切な固定や過荷重の回避が予後を左右すると強く推奨されている。知恵袋の「湿布で様子見」は、病状の悪化を招く大きな原因となり得るのだ。