都市型スタジオとしての番町スタジオのもう一つの顔が、徹底した環境対応だ。大規模な大電力消費施設であるテレビスタジオは、かつてCO2排出の観点から課題を抱えていた。しかし、番町スタジオは設計段階からCASBEE(建築環境総合性能評価システム)の最高ランクを目指し、高効率な照明の全面LED化や、太陽光発電システム、雨水再利用設備を導入してきた。
2026年現在、スタジオで使用される電気エネルギーの多くは実質再生可能エネルギーへとシフトしており、番組制作におけるカーボンフットプリントの削減目標を順調にクリアしている。「環境に優しいスタジオでなければ、これからの時代のコンテンツは作れない」という姿勢は、企業としてのSDGsの取り組みにとどまらず、現場で働くクリエイターたちの意識改革にも直結している。