日本犬の中でも、特に野生味を強く残していると言われる。南アルプスや八ヶ岳の険しい岩場を難なく駆け登るため、足首の関節は非常に引き締まり、爪は硬く黒い。猟師とともに山に入り、単独で標的を追い詰める優れた判断力を磨いてきた歴史がある。
「とにかく観察眼が鋭く、自分で状況を判断する」。山梨県内で長年保存活動に携わるブリーダーはそう語る。誰にでも愛想を振りまくタイプではない。見知らぬ者には厳しい警戒心を見せるが、一度心を許した家族には驚くほどの深い愛情を見せる。この極端とも言えるメリハリこそが、中毒的なファンを生み出し続ける理由だ。