沖縄県内唯一の指定暴力団として君臨する組織内部で、今静かに、しかし決定的な変化が起きている。かつて県内各地に分散していた拠点の統廃合が進み、幹部層の再編と人事の刷新が急速に進行中だ。警察当局の厳しい締め付けにより、従来の資金獲得手段が次々と封じられる中、組織の生存をかけた内部構造の改革が苛烈を極めている。
実情はきわめて厳しい。構成員および準構成員の数は年々減少の一途をたどり、かつて数百人規模を誇った勢力は激減した。末端組員の脱退が相次ぐ一方で、幹部陣は組織の維持に向けて警戒を深める。表面上の静けさとは裏腹に、水面下では次世代の指導権を巡る思惑と、シノギ(資金源)の再配分を巡る緊張感が漂っている。