そもそも蚊に刺された直後の激しい不快感は、体が起こすアレルギー反応そのものだ。蚊が吸血する際に注入する唾液成分に対し、体内の肥満細胞が反応して「ヒスタミン」という化学物質を大量に放出する。このヒスタミンが知覚神経を刺激することで、脳へ猛烈な痒みアラートが送られる仕組みだ。
近年、研究者たちによる「蚊のかゆみ解明プロジェクト」などでも、唾液に含まれるタンパク質と免疫応答の相互作用が詳細に分析されている。研究データが示す通り、発生したヒスタミン反応は体内深部の免疫系で起きているため、文房具のテープ程度で抑え込める代物ではない。