確実な永久脱毛効果を誇るニードル脱毛ですが、手技の特性上、レーザー脱毛とは異なる特有のリスクやダウンタイムが存在します。契約後に後悔しないために知っておくべき盲点を整理します。
毛を2〜3ミリ伸ばした状態で来院しなければならない
レーザー脱毛の前日は「剃毛(シェービング)」が鉄則ですが、ニードル脱毛では毛を剃ってはいけません。施術者がピンセット(ツィーザー)で毛を把持しながらプローブを毛穴へ挿入するため、皮膚表面に最低でも2〜3ミリ程度の毛が伸びている必要があります。ヒゲや眉毛、手の甲などを施術する場合、仕事や外出の予定を調整しながら「毛を伸ばす期間」を確保しなければならない点は、社会人にとって意外なハードルとなります。
術後の赤み、腫れ、点状の小さなかさぶた(痂皮)
通電直後の肌は、毛穴に熱ダメージが直接加わるため、軽度の熱傷(火傷)に近い状態になります。施術当日から数日間は蚊に刺されたような強い赤みや腫れ(浮腫)が生じ、その後1週間ほど小さな赤黒いかさぶたが毛穴ごとに点状に形成される経過をたどるのが一般的です。デリケートな肌質の場合、細菌が侵入して白い膿を持つ「毛嚢炎(もうのうえん)」を併発するリスクもあります。
施術者の技術力による「内出血」や「瘢痕形成(クレーター)」の懸念
ニードル脱毛の成否は、施術者の腕前に極端に依存します。毛穴の走行角度や深さを正確に見極められず、皮膚組織を誤って焼きすぎたり、プローブの挿入角度を誤ったりすると、内出血を起こすだけでなく、最悪の場合は真皮層が瘢痕化して肌にクレーター状の窪みが残る危険性があります。
この点において、医療機関で使用される「絶縁針(皮膚に接する部分がコーティングされ、毛根部だけに熱が伝わる医療用針)」は、表皮の火傷を強力に防ぐ構造になっています。エステサロンで使用される一般的な金属針に比べて皮膚表面へのダメージが著しく低いため、肌トラブルを最小限に抑えたい場合は絶縁針を採用している医療クリニックを選ぶのが賢明です。