ドン小西の名を全国区にした最大の功績といえば、やはりあの「毒舌ファッションチェック」だろう。芸能人の私服やレッドカーペットのドレスコードに対し、「ダサい」「まとまりがない」とズバズバ切り込むスタイルは、当時のファッション批評に大きな衝撃を与えた。
しかし、彼の批評の本質は単なる悪口ではなかった。裏には服の構造や色彩理論への深い知識と、愛のある喝があったからこそ、視聴者に受け入れられたのだ。あの辛口企画が築いた「装うことへの意識付け」は、日本の一般消費者に自分のスタイルを意識させる貴重な機会となった。