市販の制汗剤や冷感スプレーでは太刀打ちできない深刻な頭部多汗症に対して、医療現場での選択肢は大きく広がりを見せている。その代表格がボトックス注射治療(ボツリヌス菌毒素製剤を用いた局所注射)だ。
交感神経から汗腺へ送られる神経伝達物質「アセチルコリン」の放出をブロックするこの治療法は、一回の施術で数ヶ月にわたり発汗を劇的に抑える効果が期待できる。近年、急速な成長を遂げる美容皮膚科産業においても、切らない多汗症治療として頭皮へのアプローチが一般化。ダウンタイムが少なく、仕事や日常生活に支障をきたさない点から、男女を問わず施術を希望する人が急増している。