映画での評価に続き、テレビ界での飛躍も目覚ましかった。同年に放送されたNHK連続テレビ小説『てるてる家族』で、石原さとみはヒロイン・岩田冬子役に選ばれる。当時、16歳での朝ドラ主演抜擢は異例の速さであり、お茶の間の注目を一身に集めた。
フィギュアスケートに情熱を注ぎ、ミュージカルの世界へ飛び込んでいく天真爛漫なヒロインを、彼女は持ち前の弾ける笑顔と全力の芝居で演じきった。早朝からの撮影スケジュールや劇中でのダンス・歌唱といったハードな要求に対し、一切の妥協を許さずに挑み続けた姿勢は共演者からも絶賛された。この作品によって「石原さとみ」の名は一気にお茶の間全国区へと浸透していった。