ラジオの第一線で活躍する一方で、特撮ファンやアニメファンの間でも強いインパクトを残した仕事がある。東映株式会社が手がけた特撮ドラマ『仮面ライダードライブ』での活躍だ。主人公の相棒であり変身ベルトの人工知能でもある「ベルトさん」ことクリム・ヴァスタインベルト役として見せた声の演技は、作品に深い重厚感をもたらした。
ラジオナビゲーターとして培った低音の響きと独特のイントネーションは、人間味あふれるAIという難しい役柄に命を吹き込んだ。「アフレコ現場はラジオのスタジオとは全く異なる緊張感があった。画面のキャラクターのアクションに合わせて声を当てる作業は挑戦の連続だった」と振り返る。特撮ドラマの枠を超えた名演技は、今なおファンの間で語り継がれている。