「局アナは高給取り」というパブリックイメージは根強く残っている。確かに、30代で年収1,000万円を超えるケースは珍しくなく、一般的な会社員と比較すれば提示される待遇は恵まれている。しかし、放送業界を取り巻く広告収入の低迷は、かつてのような手厚い手当や一律の給与上昇モデルに変化をもたらしつつある。
現在では、単に番組を担当する本数だけでなく、配信案件への貢献やコンテンツの二次利用における実績など、評価基準が細分化されている。さらに、早朝・深夜の勤務シフトや激務に見合う報酬かどうかという観点から、若手アナウンサーの間では自身のコストパフォーマンスを見つめ直す動きも広がっている。華やかに見えて実質は過酷な労働環境と、激変する給与構造のリアリティがここにある。