多くの人々が思い浮かべる一般的な膀胱炎は、大腸菌などの細菌感染によって引き起こされ、抗生剤の投与で比較的速やかに改善する。これに対し、間質性膀胱炎は細菌感染によるものではなく、膀胱の粘膜組織(間質)に慢性的な炎症や線維化が生じる原因不明の疾患である。
尿が少し溜まっただけで焼けるような激痛が走り、1日に数十回もトイレに駆け込まざるを得なくなる。しかし、通常の尿検査では異常が検出されないことが多い。そのため「精神的なストレス」「気の持ちよう」と診断されてしまい、何年もの間、適切な治療を受けられずに医療機関を転々とする「ドクターショッピング」に陥るケースが後を絶たない。