朝起きた瞬間の粘膜の乾燥、唾液を飲み込んだときのかすかな引っかかり。喉の異様ないがらっぽさに気づいたとき、真っ先に頭をよぎるのは「アレルギーか、感染症か」という疑問だ。現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の変異株では、初期症状として強い咽頭痛や喉の違和感を訴える症例が際立っている。一方、従来型のスギ花粉症でも、飛散したアレルゲンが咽頭粘膜に付着することで同様の刺激が走る。
両者を見分ける最大の鍵は、症状の「広がり方」と「目や鼻の症状の併発パターン」にある。アレルギー反応の場合、喉の不快感と同時に目のかゆみや水様の鼻水、連続するくしゃみがセットで現れやすい。また、喉そのものが「痛い」というより「痒い」「イガイガする」という質感が前面に出るのが特徴だ。対してウイルスの侵入では、数時間単位で急速に痛みが強まり、微熱や関節痛、全身の重だるさが追いかけてくる。毎日のヘルスケア情報を提供するYahoo!ヘルスケア等の意識調査でも、喉の不快感から熱が出ないまま推移する事例が多く報告されており、油断は禁物といえる。