クレジットカードの使いすぎが引き起こす最大の惨劇が、「リボ払い(リボルビング払い)」による多重債務化です。SNSや匿名掲示板、家計相談の窓口には、日夜悲痛な告白が寄せられています。
都内のIT企業に勤務する30代女性の手記には、日常的な少額決済の積み重ねから追い詰められていった過程が生々しく記されています。「毎月10万円前後のカード請求が続き、手取り給与だけでは足りなくなって『月々1万円の支払いでOK』というバナー広告を見てリボ払いに設定してしまいました。明細を見ても毎月数千円しか元本が減っておらず、気付いたときにはリボ払い残高の危険性をはるかに超えて残高が150万円に達していました。毎月支払っている1万5000円のうち、1万円以上が手数料(金利)に消えていたと知ったときの絶望感は言葉になりません」。
クレジットカードの手数料率は一般的に実質年率15.0%〜18.0%に設定されています。これは消費者金融のカードローンと同水準の金利負担です。元金が100万円ある場合、年間で約15万円もの金利手数料が発生します。月々の支払額を低く抑えるほど返済期間は長期化し、支払総額は雪だるま式に膨らんでいきます。「自動リボ設定」に気付かず登録してしまい、キャンペーンポイント目当てで深みにはまる利用者が後を絶ちません。
万が一、請求額が口座残高を超過してしまいそうな場合は、放置して延滞を発生させることだけは絶対に避けなければなりません。延滞情報は個人信用情報機関(CICやJICC)に「異動情報」として登録され、将来の住宅ローン審査やスマホ端末の分割購入に致命的な打撃を与えます。万が一支払いが厳しい局面を迎えた場合は、引き落とし日よりも前にカード会社のカスタマーセンターへ連絡し、一括から通常の分割払いへの変更を相談するか、どうしても返済の目処が立たない場合は弁護士や法テラスなどの専門機関に相談し、任意整理などの債務整理を視野に入れた迅速な初動が求められます。