「iFreeNEXT FANG+インデックス」の関連スレッドやYahoo!ファイナンス掲示板は、国内の投信銘柄の中でも群を抜く投稿数を誇ります。その言論空間を詳細に分析すると、株価上昇時と下落時で投資家の心理状態が鮮烈なコントラストを描いていることが浮き彫りになります。
株価が高値を更新し続ける局面では、「FANG+を信じて年初一括投資して大正解」「オルカンやS&P500のリターンが霞んで見える」といった強気一色の書き込みがタイムラインを埋め尽くします。SNS上でも運用益のスクリーンショットが大量に拡散され、「FANG+1本で新NISAを満額埋める」といった極端な集中投資を推奨する声が目立ちます。これがネット上で広がる「誰でも簡単に儲かる」という噂の正体です。
しかし、ハイテク株に調整が入り相場が急落すると、掲示板の空気は一変します。「含み益が一瞬で消し飛んだ」「夜も眠れずに損切りした」といった悲壮感漂う手記が相次ぎ、銘柄への批判や運用会社への八つ当たりに近い投稿が散見されます。掲示板の熱狂と絶望のギャップは、投資家が「ボラティリティ(価格変動の激しさ)」の大きさを事前に正しく見積もれていないことに起因しています。