ネット空間で問題視されたのは、画面内のコメントマナーだけではありませんでした。リアル空間でも迷惑行為として度々メディアやSNSで報告が相次ぎました。
特に映画館での鑑賞マナーをめぐる現場の悲惨さは、当時報道各社の現場取材や劇場スタッフの匿名証言でも取り上げられました。上映中にキャラクターの決めポーズを真似て立ち上がったり、台詞を大声で合唱したり、スマートフォンを点灯させるといったトラブルが多発。現場の劇場スタッフからは「注意しても親が『子どもが喜んでいるのに何が悪い』と逆ギレして収束しない」といった嘆きの声が寄せられていました。
また、匿名掲示板のなんJ(現・なんG)などでは、こうした事例が「鬼滅キッズ ネットの反応」として日々キュレーションされ、まとめブログによって爆発的に拡散されました。掲示板ユーザーの過激な投稿の例を挙げると、以下の実態が浮き彫りになります。
「劇場版観に行ったら、隣のキッズが技名叫んでポップコーン撒き散らして地獄だった」
「YouTubeで昔の少年アニメ見てたら『鬼滅の呼吸真似すんな』ってコメントついてて頭抱えた」
一方で、子ども自身に悪意があるというより、公共マナーを守らせない保護者のリテラシー欠如を問題視する声も根強く存在し、批判は「親子揃った無自覚な傍若無人さ」へと向けられていきました。