Q1:坂本九さんの「心の瞳」の原曲と、学校の合唱版ではメロディや構成に違いがありますか?
A1:基本的なコード進行や主旋律の骨格は同じですが、構成に工夫が加えられています。坂本九さんの原曲はソロボーカル向けに落ち着いたキーで語りかけるように歌われていますが、混声三部合唱版では、中学生が歌いやすい調性に移調され、ソプラノ・アルト・男声の美しい掛け合い(対位法的なフレーズ)や、クライマックスへ向けた盛り上がりがより強調されるアレンジになっています。
Q2:混声三部合唱の楽譜は現在でも入手できますか?どこで出版されていますか?
A2:現在でも全国の楽器店や主要なオンライン楽譜配信サイトで容易に入手可能です。音楽之友社が出版する合唱曲集『クラス合唱名曲集』シリーズや、教育芸術社の教科書・副教材に定番曲として収載されています。また、混声三部合唱だけでなく、同声二部合唱(小学生・女声向け)や混声四部合唱など、対象に合わせた多様なアレンジ譜も流通しています。
Q3:妻の柏木由紀子さんは、現在この曲をどのように語っていますか?
A3:柏木由紀子さんはインタビューや自著、オフィシャル発信の中で、「九さんがいなくなって途方に暮れていた私を、救ってくれたのが全国の中学生の合唱でした」と幾度となく回想しています。現在でも毎年8月や記念の節目には『心の瞳』への感謝を公言しており、自身のステージや朗読会でもこの曲を大切に扱い、夫が遺した愛のメッセージを次世代へ伝え続けています。