対戦における数値的な強弱とは別に、ファンの美意識を刺激し続ける「演出のかっこよさ」もシリーズの生命線です。ネット掲示板やSNS、ゲーム配信コミュニティの長年の投稿動向を分析すると、特定の技が世代を超えて支持を集めている実態が浮き彫りになります。
特に「天空落とし」(基山ヒロト)は、歴代屈指の人気を誇る美技です。静寂の中で満天の星空へと跳躍し、流星の輝きを足元に収束させて急降下シュートを叩き込む一連のシーケンスは、敵であったグランが「雷門の仲間」として覚醒したストーリー展開も手伝い、「歴代で最も鳥肌が立ったシュート」として常にランキングの最上位に挙げられます。
また、吹雪士郎の「エターナルブリザード」や「ウルフレジェンド」、剣城京介の「デスソード」「ロストエンジェル」など、キャラクターの内面にある葛藤や野性がそのまま氷や闇のエフェクトとして爆発する演出に対し、ファンコミュニティからは「厨二心を完璧に撃ち抜かれた」「カットインのカメラワークとSE(効果音)の噛み合いが職人芸」といった熱狂的なリアクションが継続して寄せられています。