従来の暴力団対策に加え、いま大阪府警マル暴が総力を挙げて対峙しているのが、匿名・流動型犯罪グループ(通称トクリュウ)の存在です。SNSを通じて離合集散を繰り返し、特殊詐欺や強盗、違法スカウトなどを実行するこれらの集団は、背後で伝統的な暴力団の資金源(シノギ)と複雑に結びついています。
暴力団の看板を出さずに暗躍するトクリュウに対し、大阪府警はサイバー捜査や金融機関との連携を強化し、末端の実行役から首謀者、さらには背後に潜む暴力団幹部への資金還流ルートを突き止める捜査を本格化させています。「見えない敵」をあぶり出す戦いは、これまでにないスピード感で展開されています。