前駆陣痛とは、赤ちゃんを押し出すための本格的な「本陣痛」が始まる前に起こる、一時的で不規則な子宮収縮のことです。臨月に入ると、母体はエストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの分泌バランスを変化させ、子宮頸管を柔らかく熟化させていきます。この一連の出産準備プロセスに伴ってお腹の張りや痛みが引き起こされます。
医学的には「偽陣痛」とも呼ばれますが、決して異常事態ではありません。むしろ、胎児が骨盤内へ降りてくる準備が順調に進んでいるというポジティブな産兆(出産の兆候サイン)の一つです。早い人では妊娠34〜35週頃から感じるケースもあり、痛みの強さや頻度には大きな個人差が存在します。