視聴者の間で今なお語り草となっているのが、「ジェットスクランダーは本編の第何話で合体したのか」という疑問です。公式記録および東映動画(現・東映アニメーション)の制作アーカイブによると、記念すべき初合体と実戦投入が行われたのは第34話「紅い稲妻 空とぶマジンガー」(1973年7月22日放映)です。
これに先駆けて第32話や第33話では、飛行型機械獣エアロスB1や空魔獣バラスK9の猛攻によってマジンガーZが崖下に叩き落とされるなど、絶体絶命の危機が描かれていました。第34話において、誘導電波を受けて射出されたジェットスクランダーが空中で旋回し、兜甲児の「スクランダークロス!」の叫びとともにマジンガーZの腰部にドッキングするシーンは、昭和アニメ屈指の名シークエンスとして刻まれています。
空中戦を可能にしたマジンガーZは、空中で身動きの取れない標的から一転、敵機械獣の懐へ超音速で急降下し、空中でのアイアンカッターやブレストファイヤーを叩き込む立体的な格闘戦を展開。このパワーアップ描写は、当時のテレビ視聴率を30%超へと押し上げる大きな原動力となりました。