年金請求書を開くと、まず目に飛び込んでくるのが基本情報欄だ。氏名、生年月日、住所、電話番号、そして基礎年金番号またはマイナンバーを記入する。ここで最初につまずきやすいのが氏名のフリガナ表記と配偶者情報の扱いである。戸籍通りの表記を守り、濁点や半濁点も1文字として枠内に収める必要がある。
金融機関の受取口座指定欄も超重要ポイントだ。口座名義は本人名義に限られ、通帳のコピーや金融機関の証明印が必要となるケースが多い。ネット銀行を指定する場合は、口座番号と店番号が印字された画面の印刷を準備しておこう。記入漏れが多発するのが「加給年金」に関わる配偶者や子の情報だ。要件を満たしているにもかかわらず未記入のまま提出してしまうと、支給額に大きな差が出るため、過去の雇用保険加入状況や扶養関係の記載は入念に確認しなければならない。
書類を作成したら、提出先となる日本年金機構の年金事務所へ持ち込むか、郵送で提出する。提出タイミングは「受給権が発生する誕生日の前日以降」と厳格に定められているため、早すぎる提出で受理されない事態を避けよう。