48か国が出場する2026年北米ワールドカップ。アジアからの出場枠が「8.5」へと大幅に拡大されたことで、一見すれば韓国の出場権獲得は当然の帰結のように思われた。しかし、アジア最終予選のプロセスは決して平坦な消化試合などではなかった。下位シード国とのアウェイ戦で見せた苦戦、格下相手に勝ち点1を拾うのが精一杯だったゲーム内容。枠が増えたからこそ、負けられないプレッシャーが逆にチームの足をすくったのだ。
「結果を出せばいい」という現実主義の裏で、ファンやメディアの不満は爆発寸前にまで高まった。協会幹部に対する強烈なバッシング、相次ぐ監督交代劇、そして戦術的一貫性の欠如。拡大枠という恩恵を受けながらも、皮肉にもチームの脆さが白日の下に晒される結果となったのである。本大会で上位進出を狙う国として、予選を辛うじて突破する姿はサポーターが望むものではなかった。