タロット占いを利用するにあたり、ネット上で流布されている数々の誤解や盲点には十分な注意を払わなければなりません。
1. 「塔」や「死神」が出たら終わりという誤解
不吉な図柄から毛嫌いされがちな「塔(The Tower)」や「死神(Death)」ですが、タロットにおいてこれらは「破滅の宣告」ではありません。「死神」は古い執着の終了と新たな関係の誕生(再生)を意味し、「塔」は誤魔化し続けてきた関係の膿(うみ)が出切って本音で向き合う契機を象徴します。表層的なショックにとらわれず、カードが促す「構造改革」を受け止める視点が肝要です。
2. 同じ質問を何度も引き直す「カード乱発」の危険性
望む結果が出ないからといって、短時間のうちに同じテーマで何度もカードを引き直す行為は、精神的に最も有害です。占断の波動が乱れ、結果が矛盾してパニックに陥るだけでなく、自身の不安を増大させて判断力を麻痺させます。タロットが示すのは現時点の心理エネルギーが連続した場合の「2人の未来・結末」であり、確定した運命ではありません。1回の占断を深く受け止め、最低でも2〜4週間は行動と観察に専念するのが原則です。